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2023年02月13日虫歯について

今回は虫歯のお話です。
上越市では学校等でフッ素など虫歯の予防が広く行われていますが、まだまだ虫歯を患っている方が多いのが現実です。虫歯になる要因について今日は紐解いて行きましょう。

 

虫歯になる原因には主に3つあります🧐



・細菌🦠

口の中にはミュータンス菌という虫歯菌がいます。虫歯菌は多い人、少ない人と個人差があり、多い人ほど虫歯のリスクが高まります。

生まれた時は持っていない菌ですが、親が口をつけたご飯などを子に与えることでうつります。


 

・糖分🍰

飲み物や食べ物に含まれる糖分は虫歯菌が酸を作る材料に使われます。

間食が多い人や甘いものをよく食べる人は口の中が酸性になる時間が多くなります。酸性になる時間が長いほど、虫歯になりやすくなります。


 

・歯質🦷

歯はエナメル質という歯質でコーティングされています。乳歯や生えたばかりの永久歯は、その歯質が完全なものではない為、酸に対する抵抗が弱く虫歯になりやすいです。




『虫歯の段階』

虫歯には5段階のレベルがあります🧐



❶段階目(Ce 初期う蝕)見た目はほとんど変化がなく、自覚症状もないため、経過観察になります。


 

❷段階目(C1 初期虫歯)小さな穴があいてくるが、自覚症状はなく、経過観察、場合によっては治療になります。


 

❸段階目(C2 象牙質まで進行した虫歯)

冷たい物や温かい物がしみたり、歯が痛くなる場合があります。


 

❹段階目(C3 歯の神経まで進行した虫歯)

歯の神経まで虫歯が進行し、強い痛みがでてきます。


 

❺段階目(C4 歯の根元まで進行した虫歯)

歯の根っこだけ残り、神経は死んでしまっているので、痛みはなくなります。




 

『虫歯にならないために出来ること』


虫歯にならないために出来ることはたくさんあります🧐



唾液

飲食した時、口の中が酸性になり、唾液の作用で徐々に中和され、歯が溶けるのを防ぎます。また酸によって溶かされてしまうミネラル成分を元に戻す作用もあります。この唾液の働きがないと虫歯になってしまうため、口の中がよく乾く人は、シュガーレスガムを噛んだりし唾液の量を増やしましょう。


ハミガキ・フッ素

飲食後30分以内に、必ずハミガキをする習慣をつけましょう。ハミガキができない状況の時は磨けるときにしっかり磨くようにしましょう。また、フッ素入り歯磨き粉や、フッ素洗口で歯を強くし、虫歯にならないように予防しましょう。また歯医者での高濃度フッ素塗布も有用です。


定期検診・クリーニング

歯科医院、定期的に口の中をチェックしてもらいましょう。歯石取りやクリーニングもオススメです。


虫歯にならないために、日々の習慣を見直し、大切な歯を守っていきましょう✨早期発見、早期治療のために定期的な歯医者での診察を受けて行きましょう。



 

📍上越市 高田 

医療法人社団  三上歯科医院